愛いっぱいCHU
今まで黙って話を聞いていた先生が突然口を開いた。
そんな先生の顔は・・・やっぱり堂々としていた・・・。
私とはまるで正反対の先生の姿を頼もしく感じた。
「神崎は授業の方があります。今年受験の年ですので勉強に差し支えるといけないので教室に戻してください」
「先生・・!?」
きっと先生は震える私をみてこう言ってくれた・・。
で、でも・・!!
「い・・いいえ!私もここに・・います・・」
だって・・先生にだけこんな場所で辛い思いさせるなんて・・!
「わかりました。神崎あすかは教室に戻るように!」
「え・・・」
校長先生は私の言葉をまるで聞いていないように言った。
「あの・・私も・・!」
「君は教室に戻って勉強をしなさい。校長命令だ!」
ハッキリとそう言われてしまった私はすでに反論をすることもできなかった。
きっと先生が言った『受験』という言葉が校長先生の耳に一番響いたんだろう・・。
そう・・ここは・・この学校は私が無理をして入った名門進学校・・陽明高校・・。
先生は私を教室にかえすためにわざと『受験』という言葉を出したんだ・・。
私は半ば強制的に校長室から出された。
教室に帰れと言われても帰れるわけがなかった・・。
だいたいこんな気分で授業を受けても頭に入るはずがない。
私はあてがないまま結局は化学準備室に足が向いていた。
居場所を探していたけれどやっぱりここしかなかった・・。
そんな先生の顔は・・・やっぱり堂々としていた・・・。
私とはまるで正反対の先生の姿を頼もしく感じた。
「神崎は授業の方があります。今年受験の年ですので勉強に差し支えるといけないので教室に戻してください」
「先生・・!?」
きっと先生は震える私をみてこう言ってくれた・・。
で、でも・・!!
「い・・いいえ!私もここに・・います・・」
だって・・先生にだけこんな場所で辛い思いさせるなんて・・!
「わかりました。神崎あすかは教室に戻るように!」
「え・・・」
校長先生は私の言葉をまるで聞いていないように言った。
「あの・・私も・・!」
「君は教室に戻って勉強をしなさい。校長命令だ!」
ハッキリとそう言われてしまった私はすでに反論をすることもできなかった。
きっと先生が言った『受験』という言葉が校長先生の耳に一番響いたんだろう・・。
そう・・ここは・・この学校は私が無理をして入った名門進学校・・陽明高校・・。
先生は私を教室にかえすためにわざと『受験』という言葉を出したんだ・・。
私は半ば強制的に校長室から出された。
教室に帰れと言われても帰れるわけがなかった・・。
だいたいこんな気分で授業を受けても頭に入るはずがない。
私はあてがないまま結局は化学準備室に足が向いていた。
居場所を探していたけれどやっぱりここしかなかった・・。