愛いっぱいCHU
そのときの顔が忘れられなかった。

私、先生がこの陽明高校の採用試験うけるって沙都に聞いて急いで志望校変えた。

レベルかなり高かったけど猛勉強した。

先生は私のこと覚えてないけどね。

そんなこんなでようやく受かって先生も新任として教壇に立った。

そうやって出会った先生にうれしすぎてすぐに告白したら「クソガキ」っていわれた。

実はそれっきりの返事で今までやってきている。

「でも、一応協力はしてあげるわ」

「沙都ぉーーー」

「だってもしもよ、もしも結婚とかしてみなさいよ、なんかおもしろそうじゃない??」

・・・・こうゆう子だった・・・沙都って・・・。

ところで先生は化学の先生なんだけど、普段私は授業を受ける機会がない。

「私、彼のとこいってくるからお兄ちゃんと先に家かえって私の部屋で待っててね」

「・・・うん」

先生帰ってないといいんだけどなーーーー。



「先生ーーーっっ」

私は校門を出る間際の先生を呼びつけた。

「げ・・・・神崎・・・なんだよ・・沙都はどうしたんだ?」

「うん、先生と家帰れっていわれたっ」

「アイツ・・・・余計なことを・・・・」

こうして私は渋々とする先生と帰ることになった。

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