愛いっぱいCHU
「あすかは本当にそれでいいの?今までお兄のこと好きだった2年間否定することになっちゃうのよ・・・?」

「・・私・・これから先生のこと忘れるためなら何でもする・・・」

そう・・それがたとえ新しい恋だとしても・・・。

してみせる・・忘れるために・・

先生への恋心なくすために・・・。










翌朝・・私はちゃんと学校へ向かった。

沙都と先生しか学校の者は知らない今回の事件・・・。

クラスの子たちは私をいつものサボリだと思いからかったり笑い合ったりする・・。私はいつものそんな雰囲気にホッとしている。

朝一番で違うクラスの沙都はわざわざ私のクラスにやってきた。

「あすか、おはよう」

「きゃー沙都ー。お・は・よ」

まるでいつもの朝、いつもの教室・・・だけど・・・

「ホラ沙都、授業はじまっちゃうよ」

そう言って沙都を追い返してしまった。

沙都がどうして朝イチできたのか用件も聞かずに・・・

なんだかつらい・・・沙都見るの・・。

「あすかーー何これー?」

クラスの友達が私の机の上にあるはがきを見た。

「ホントだ・・なんだろ・・」

私も身に覚えがない・・。

「んーーーと・・・中学校の同窓会・・・?」

あ・・・沙都が持ってきたんだ・・・。

「・・・同窓会・・・か・・・」

行ってみようかな・・・・・・って・・今日ーーーーー!?

なんでそんな突然なの!?

いつきてたはがきなのよ・・・これ・・・。




「沙都ーーーっ」

「あすか?」
< 29 / 226 >

この作品をシェア

pagetop