愛いっぱいCHU
さっそく放課後沙都の教室に行った。

「同窓会なんだって?いっしょにいこーよー」

「う・・ん・・本当は結構前からはがききてたんだけど行かないと思ってたから放っといたんだけど・・・今なら・・気晴らしになるかとおもって・・・」

そうして私と沙都は中学校の同窓会にいくことにした。

「それにしても突然すぎてびっくりしたよー・・・」

「そうだね・・たまたま日付みたら今日だったのよ」

そんな話をしながらブラブラと歩いていた。

「よぉ、今帰りか?」

先・・・生・・?

そうだった、先生だった。私の・・・好きな先生・・・。

向こうからの夕陽に見える影・・・。

「お兄」

「・・先生・・さようなら」

そう、これでいいのよ・・。

私は颯爽と歩いていった。

「・・・・?」

先生はいつもの私と違う感じに不思議顔だった。

「ちょっとーーー、あすか待ってーー」

ごめんっ、沙都。決心きまらないっ。

頭ではわかってるのに体が反応して静止しちゃう・・・。

「あすか・・・?」

「あーーー、早く同窓会いこーーっ」

・・・・あぁ・・・未練タラタラよ・・・。







「さぁー、あすかー。ここよー」

「え?ここ?」

なんだ、学校の近所じゃない・・同窓会の会場って・・・。

「さて、沙都、いこっかー」

そのとき私はいきなり肩をつかまれた。

「神崎・・?あすか・・?」

「え?」

私は後ろを振り返った。


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