愛いっぱいCHU



「先生ーーーっ」

バンっ、と音がなるほど先生の部屋の扉をあけた。

「・・・・・・・オイ・・」

「きゃーーーーーーーっ」

私は着替え中の先生を見て思わず叫んだ。

「・・何の用だよ・・」

「だってー、沙都まだいないんだもん」

「アイツの部屋にいろよっっ」

「先生としゃべるのーーーーーーっっっっ」

「・・・・・」

先生は目を細めてあきらめたかのような顔をした。

「・・・座れよ・・・」

「わーい」

私はこの後延々と沙都が帰ってくる3時間の間ずっとずっと先生としゃべっていた。

先生は私が見るに相当ゲンナリしてたけど・・・。






「それでねーー、沙都ーー」

私は登校中に昨日の先生とのことを何度も繰り返し沙都に言っていた。

「昨日の晩も聞いたでしょーー!?もうっ」

沙都はもうだいぶとうんざりしてるけど・・。

「・・・ん??」

・・・なんか・・・目線感じる・・。

「え・・・沙都・・なんか・・・」

「う・・・ん」

何だろ・・いったい・・何でみんなこっち見てるんだろ・・??

「ーーーっ、ひっっっ、あすかっっ」

沙都が突然叫んだ。

「え?なに?沙・・・ーーーーー!!」

私は振り返った拍子に突然目に入ったものを見て一瞬止まった。




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