愛いっぱいCHU
口を塞がれて、道路に押し倒されて、直哉のために着てきたお気に入りの服を乱暴に破かれて・・。

その間声を出すのも忘れるくらい状況が把握できてなかった。

「オイ、誰からヤルんだ?」

「俺からにきまってっだろー?」

そんな声を聞いた。

私・・・レイプ・・されかけてるの・・?

やっと状況をつかみ取った私はとりあえず大声で叫んだ。

「いやーーーーーーー」

私の上に乗っていた男が私を殴って口を塞いだ。

「うるせーんだよっ」

や・・・やだ・・なに・・何なの・・?

どーしてよ・・どーなってんの・・ねぇ・・。

「んーーーっ、んーーーーー」

口を塞がれている私は何を言ってもちゃんとした言葉にはならなかった。

ジタバタ手足を動かしても押さえられる。

乱暴に私の服をはぎ取っていき、上半身を裸にした。

もう・・わかんない・・

直哉・・直哉・・。

「んーーんーーー」

直哉の名前を必死に叫ぶ。

怖くて・・怖くて気が狂いそう。

何人ここにいるのかもわからない。


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