愛いっぱいCHU
・・・か、カラダを売る・・?

それって・・

「ば・・売・・春・・?」

「そうゆうこと。のみこみ早いじゃん」

彼は緊張している私をよそに少しの笑みをこぼしてそう言った

「そ・・そんな」

売春だなんて・・そんなのだめだよ・・。やっていいわけがない・・。

好きでもない人と・・直哉以外の人なんて・・できないよ!

「そんなの・・」

「キミは嫌って言えないはずだぜ?」

私が嫌という言葉を言う前に彼がそんな私の気持ちと否定的な発言をした。

「ど・・どうゆうことですか!?」

私はまだそのことがどんなことなのか・・のみこめていなかった。

だって・・そうでしょ?

私・・売春なんて絶対にイヤ。

そんな悪いことのお手伝いなんかできるワケがない。

なに考えてんの・・・この人。

「わかんないかなー、嫌って言えないワケ」

わかるわけないのに・・そんなこと・・。

「・・・佐倉直哉にこの写真送りつけるよ・・?」

「なっ・・・!」

どっ・・どうして直哉のこと!?

「どうして直哉のこと知ってるの!?」

私は直哉の名前を出され、半狂乱してしまった。

そして彼は不敵な笑みでそんな私に軽くあしらうかのように答える・・。

「そんなことはどうでもいいんだ、やるのか、やらないのか、それだけだ」

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