愛いっぱいCHU
・・信じ・・られない

悪魔よ・・こんな・・こんなことってない・・よ・・。

「ま、もっとも、アンタにはやるしか選択肢はねーけど」

・・そうよ・・もし断ったりしたら・・。

直哉に・・バラされるんだわ・・昨日の夜のこと・・。

それだけは・・絶対にイヤ・・。

何があっても直哉だけには知られたくない・・・!!

「・・わ・・わかった・・」

私は精一杯の気力を振り絞ってその一言を発した。

彼はその答えが当然だというように言う。

「よーし、素直なイイコだなー」

私・・堕ちていく・・・。

自分でもよくわかってる。こんな人たちと関わって・・

どうなるの・・私・・。

「実はキミの仕事は今からすぐ始まるんだ」

彼はふと私にその事実を告げる。

「え・・」

どうゆうことなの・・。

「ホラ・・」

彼の指を指す方を見るとドアの所に人影が見えた。

この地下フロアの扉が重々しく開く・・。

薄暗がりで入ってきた人の顔さえまともに見えない。

ただ・・あまり若くない・・ってゆうのだけはわかる・・。

パリっとしたスーツに身を包んだ人。

その人は私と彼の前に立つ。

そして彼は言う。

「あすか・・お前の『お客様』だ」


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