愛いっぱいCHU
「彰樹!?」

私は大声で言ってしまった。

沙都は目を見開いて私を見た。

「そう、中村彰樹・・。彼はね、ホントに頭にいい天才だった」

・・あの彰樹が・・天才・・。

天才でワルくて直哉の親友・・。

全く・・理解不能な人・・。

でも彰樹は彰樹できっと今の状態・・直哉とつるんでる今が居心地いいんだろうな・・。

「・・」

「沙都・・」

「ん?」

沙都は優しく返答する。

「ありがと・・全部話してくれて」

「あすか」

ホントにありがと・・。

だって沙都は思い出したくない・・言いにくい過去のことを全部話してくれた・・。



私の親友は本当にいい子。


優しくて思いやりがあって・・・。


いつも私のこと考えてくれる。




ありがとう、沙都。

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