センセイと一緒 ~feel.Black~





「……笑わせるな……」


柊史は掠れた声で言い、鈴菜の唇に噛みつくように口づけた。

舌先で唇を割り、鈴菜の舌や歯列を激しく蹂躙する。

鈴菜は目を見開いたまま、柊史の口づけを受けていた。


「……、ぁはっ、……はあっ」


柊史の手が乱暴に鈴菜のコートの前ボタンを開けていく。

鈴菜はその感触に慌てて身をよじろうとしたが、柊史の体が鈴菜の体を上から抑え込み、身動きが取れない。

――――圧倒的な体格の差。

羽のような鈴菜の体を、柊史は力づくで開いていく。

カーディガンの前も開かれ、ブラウスのボタンに手がかかった時……

鈴菜は背を強張らせた。


「……っ、いやっ、柊ちゃんっ……」



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