センセイと一緒 ~feel.Black~




柊史の声が、心が、愛情が……

鈴菜の全てを溶かしていく。

……一生……

鈴菜は茫洋とした意識の中、口を開いた。


「……柊ちゃん、私……ずっと傍にいても、いいの?」

「……鈴?」

「ずっと、好きでいても……いいの?」


――――鈴菜の言葉に。

柊史は鈴菜をぐいと抱き寄せ、息も止まらんばかりに抱きしめた。

その熱い胸に抱き込みながら深く口づける。

激しいけれど、どこか優しい……愛しさに満ちた口づけ。



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