センセイと一緒 ~feel.Black~




……真剣な瞳。

鈴菜は呆然と柊史を見つめた。

頭が混乱し、何も考えられない……。


「だからもお前も、そのつもりでいろ。……忘れるなんて、二度と言うな」


言い、柊史はそっと鈴菜の頬に口づける。

……柊史の想い。

柊史が自分に向けてくれる真摯な愛情。

――――涙が出そうなほど嬉しい。

鈴菜はこくりと頷き、柊史の胸に顔を寄せた。



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