センセイと一緒 ~feel.Black~
「本当はこんなものを飲ませたくはねぇ。お前の体に負担を掛けたことは、すまないと思ってる」
「……柊ちゃん……」
「でもオレは、後悔はしていない。万が一お前が妊娠しても、オレが責任を取る」
柊史の言葉に。
鈴菜は顔を真っ赤に染めて俯いた。
……本当に本気なのだ、柊史は。
そんな鈴菜の前で、柊史は壁に掛かった時計を見た。
「11時か。……お前、歩けるか?」
「うん、大丈夫」
「じゃあ少ししたら、メシを食べに出るぞ。この時間だとブランチか?」
柊史は時計を見ながら言う。
鈴菜は首を傾げて言った。