センセイと一緒 ~feel.Black~
「……お前まさか、あいつに……」
「……っ」
「そうなのか?」
柊史の言葉が鈴菜の耳を通り過ぎていく。
鈴菜は体を固まらせ、柊史を見上げていた。
……その大きな瞳に柊史の黒い瞳が映る。
その瞳に熱情と怒りが宿るのを、鈴菜は呆然と見つめていた。
「お前は無防備すぎると、オレは何度も言ったはずだ」
「……先生……」
「言ってもわからないなら、……こうするしかねぇな?」
言い、柊史は鈴菜の頭の後ろに両手を回した。
ぐいと鈴菜を引き寄せる。
そして……
鈴菜の唇に、熱く柔らかいものが触れた。