センセイと一緒 ~feel.Black~
「……随分な態度じゃねぇか、鈴?」
「……っ、柊ちゃん……」
「オレの授業もろくに聞かず、ここに来たかと思ったらコレか。……本当にお前は、一秒たりとも目が離せねぇな?」
柊史は立ち上がり、鈴菜の手を掴んでもう一度引き寄せた。
鈴菜の背に片手を回し、もう片方の手で鈴菜の顎を掴む。
突然降ってきた唇に、鈴菜は驚いて目を見開いた。
「……んうっ!?」
柊史の唇が鈴菜の唇を割り、蹂躙していく。
その激しさに鈴菜は息を飲んだ。
――――柊史は怒っている。
やがて柊史は唇を外し、鈴菜を正面から見た。