センセイと一緒 ~feel.Black~
鈴菜はぶんぶんと首を振った。
快感が大きすぎてまともに息ができない。
これでは話せない。
……という意味で首を振ったのだが、柊史はそれを見、すっと目を細めた。
「……まだ足りないってか?」
いや、違うから……!!
と言いかけた鈴菜だったが、息切れしているため言葉にならない。
柊史は鈴菜の中から試験管を抜き取り、机に放った。
試験管の中に溜まった透明な液体が机に流れ落ちる。
そのあまりに卑猥な光景に鈴菜は気が遠くなるような気がした。
と、その時。
ぐいと腰の後ろに手を回され、鈴菜は息を飲んだ。
柊史の手が鈴菜の上半身を抱き起し、そのまま肩に乗せて抱き上げる。
「……っ、柊ちゃん!?」
「本当はこんなところでお前を抱きたくはねぇが。……ま、しょうがねぇな?」