センセイと一緒 ~feel.Black~




しかし柊史の言葉を聞いてから、それを考えずにはいられない。

……一生、永遠、永久。

誰かと付き合うことも初めての鈴菜だが、柊史との未来を考えると、これらの言葉がなぜかすんなりと胸に落ちてくる。

理屈ではなく本能で、それを感じている。


「……柊ちゃん……」


――――あと一週間。

もう少しで受験という長い夜が明ける。

鈴菜は机の端に置いてあったコーヒーを一口飲み、はぁと天井を見上げた。



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