センセイと一緒 ~feel.Black~
2.サクラサク
そして、3月上旬。
鈴菜は和泉とともに、K大の合格発表を見に来ていた。
鈴菜は人文学部、和泉は経営学部の合格番号をチェックしていく。
……そして、数分後。
「……あった!!」
鈴菜は思わず叫んだ。
人文学部の合格者一覧に自分の番号を見つけ、鈴菜は思わずガッツポーズをした。
そして横を見ると。
和泉も同じようにガッツポーズしている。
鈴菜は和泉に駆け寄った。
「和泉、どうだった!?」
「あったよ。鈴は?」
「私もあったよ!!」