センセイと一緒 ~feel.Black~




『オレがずっと守ってやる。だから鈴、オレ以外を見るんじゃねぇぞ?』


柊史が自分に向けた、視線、想い……

思い出すと胸がドキドキする。

けれど……

弘子とのことはまだ聞けていない。

柊史は自分のことを好きだと言ったが、それではあの時見たものは一体何だったのか。


「まぁ、とにかく。バレないようにうまくやりなよ?」

「……」

「何かあったらあたしに相談すること! いいね?」


和泉は言い、バシッと鈴菜の肩を叩いた。

鈴菜ははぁと息をつき、大きく伸びをしてゆっくりと立ち上がった。



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