センセイと一緒 ~feel.Black~
夜。
窓辺から星明りが差し込む、広いベッドの上。
鈴菜は朦朧とする頭で柊史を見上げていた。
……柊史と体を重ねるのは、あの日以来だ。
鈴菜は柊史の腕の中で、愛されることの意味を全身で感じ取っていた。
「……っ、柊ちゃん……」
刻み付けられるように執拗に愛撫される躰。
高まる快感に身悶える鈴菜に、柊史がそっと囁く。
……甘いオリエンタルなホワイトムスクの香り。
獲物を誘う、甘い誘惑の香り。
「ほら、もっと足を開け。……そう、もっとだ」
官能的な、ハスキーな声。
色に染まる、柊史の切なげな黒い瞳。
鈴菜の心も体も柊史に雁字搦めにされ、もうどうしようもない。