センセイと一緒 ~feel.Black~

4.貴方と一緒なら・・




翌朝。

暖かいベッドの中、ふと目を覚ました鈴菜は、右手がいつもと何か違うことに気が付いた。


「……?」


布団の中から手を取り出し、見てみると。

細い銀色の指輪が、鈴菜の右手の薬指に嵌まっていた。

……これは?

と首を傾げた鈴菜に。

隣にいた柊史が、素早く口づける。


「……!」

「気が付いたか、鈴?」


柊史は鈴菜の裸の腰を抱き寄せ、鈴菜の右手を手に取った。

柊史の胸に頬を押し付ける形になった鈴菜は、カッと頬を赤くした。


「……これは、プロミスリングだ」

「プロミスリング?」

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