センセイと一緒 ~feel.Black~




「そういえば、和泉。あのね……」

「うん?」


和泉は首を傾げる。

鈴菜はほうじ茶を一口飲み、柊史と尚哉とのことを話し始めた。





――――10分後。

話し終えた鈴菜を和泉は呆然と見つめていた。

……驚きに見開かれた切れ長の瞳。

和泉はガシガシっと頭を掻き、はぁーっとため息をついた。


「なんでまたそんなことに……」

「……」

「教師と生徒ってだけでもマズいのに、しかもそれが二人って。……何か変なモンでも振りまいてんの、鈴?」


和泉は嘆息しながら言う。

鈴菜は肩を落とし、首を振った。


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