センセイと一緒 ~feel.Black~
と言い、柊史がつんとつついたのは……
――――鈴菜の胸の谷間。
鈴菜はカッと頬を染めた。
「いや、それより縄で縛ってここに置いておいた方が確実か?」
「……」
「でもここだと他の奴に見られちまうな。……となるとオレの家だな。それなら誰にも見られねぇ」
くすくす笑いながら柊史は鈴菜の頬をそっと撫でる。
鈴菜はソファーの上で仰向けになったまま硬直していた。
柊史が何を言っているのかよくわからない。
固まった鈴菜に、柊史はその黒く美しい瞳を細めて言う。
「なぁ、鈴?」
「……?」
「オレ以外を見るなと言ったはずだよな? ……覚えてるか? ちゃんと」
言い、柊史は鈴菜の唇にそっと口づけた。
……一瞬の、触れるだけのキス。