センセイと一緒 ~feel.White~




愕然とする鈴菜の視線の先で尚哉はうっすらと笑った。

……どこか狂気じみた、けれど切なげな瞳。

鈴菜はその瞳から目を離せず、じっと尚哉を見つめていた。


「でもその方がいいかな? 君とおれの間に、一生消えない絆ができるわけだからね?」

「……っ」

「きっと可愛いよ。何しろきみとおれの子供だ。可愛くないわけがない」


言い、尚哉は鈴菜のショーツに手を掛けた。

鈴菜は息を飲み、とっさに叫んだ。


「……わ、わかった、わかったからっ……」


鈴菜の叫びとともに。

尚哉の指がショーツから外れる。

鈴菜は肩で息をつきながら、涙に濡れた目で尚哉を見上げた。


「別れないから! だからやめて、尚くんっ……」

「……こんな時にその名前で呼ぶなんてね。ずるいよ、君は」



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