センセイと一緒 ~feel.White~
尚哉は少し笑い、鈴菜の唇に軽いキスを落とした。
鈴菜の服を整え、長机から上半身を起こさせる。
鈴菜はドキドキする胸を押さえながら、はーっと大きく息をついた。
これほどまでに……
ここまでするほどに……
尚哉は自分のことを愛しているのか。
その想いの強さに鈴菜は衝撃を受けていた。
そしてそんな尚哉に、鈴菜は吸い寄せられるように惹かれていく。
もし親にバレたら、引き裂かれるかもしれない。
でももう、どうしようもない。
もう止まれないから、行けるところまで行くしかない……。
尚哉の言葉が鈴菜の心に甘い痛みとともに広がっていく。
鈴菜は目を伏せ、その痛みを噛みしめていた。