センセイと一緒 ~feel.White~
翌日。
鈴菜は中庭で昨日のことを和泉に話した。
……言いにくい部分は避けて、だが。
鈴菜の話を聞いた和泉は、無言で頭を抱え込んだ。
「……ていうかさ。どうすんの、鈴……」
「……どうしよう……」
呟く鈴菜を、和泉は顔を上げてキッと見た。
「だから言ったじゃん!? ああいうタイプは危険だって!」
「……」
鈴菜は何も言うことができず、肩を落とした。
鈴菜自身も、まさかアレを盾にされるとは思っていなかった。
「このままだと、最悪のパターンになっちゃうよ? あたしイヤだよ、鈴と会えなくなるのはっ」
「和泉……」