センセイと一緒 ~feel.White~




朦朧とした意識の中、全身に与えられる刺激。

躰のいたるところから溢れ出す、快楽。

鈴菜は自分の意識が高まり、白く弾けるのを感じた。

それと同時に、足の間にじわりと熱が広がる。


「……っ、ああっ……」


一瞬意識を手放した鈴菜だったが、すぐに刺激を与えられ、背筋を仰け反らせた。

そして、うっすらと目を開けると……

至近距離に尚哉の端整な顔があった。


「……尚くん……」


まるで夢の続きにいるかのようだ。

呟いた鈴菜に、尚哉はそっと口づける。


「……そう呼ばれると、昔に戻ったみたいだね……」


言い、尚哉は愛しげに鈴菜の頬を撫でる。


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