センセイと一緒 ~feel.White~
<side.尚哉>
障子紙越しに差し込む、月明かりの下。
畳の上で、鈴菜が華奢な白い躰を仰け反らせている。
……初めての快楽に喘ぐ、その姿。
その瞳、声、躰……
その全てが尚哉を虜にし、離さない。
――――たまらない……
何度抱いても、熱情は尽きることを知らない。
自分が教師であることも、鈴菜が生徒であることも。
……もう、何の意味もない。
絡み合った二つの運命は、ひとつの運命を目指して動き出した。
もう誰も、止めることはできない。
鈴菜がまだ、躊躇っていることはわかっている。
既に覚悟を決めている尚哉とは違い、鈴菜にはまだ迷いがある。
けれど、もう……
……力づくでも、鈴菜をこの運命に引きずり込む。
その為に必要な犠牲ならば、自分はいくらでも払う。