センセイと一緒 ~feel.White~




鈴菜は目を輝かせて姉を見上げた。

姉の態度が和らいだことが、とても嬉しい。


「……お姉ちゃん」

「ん?」

「ありがとう。……私、頑張る。絶対に諦めないから!」


と言った鈴菜に。

姉は目元を緩めてくすりと笑った。

何日かぶりに見る、姉の笑顔。

とりあえず同窓会のことは忘れずに尚哉に伝えておこう。

鈴菜はノートの端にメモし、ペンを置いた。



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