センセイと一緒 ~feel.White~
「……3年D組の森下さんですね?」
言い、村居さんはじっと鈴菜を見つめる。
……冷たい刃のような瞳。
昏い憎しみに満ちた、その瞳。
鈴菜は思わず息を飲んだ。
「ちょっとお話ししたいことがあります。一緒に来ていただけませんか?」
言い、鈴菜の腕をガシッと掴む。
華奢な手に込められた、凄まじい力。
鈴菜はその手に引きずられるように、廊下の奥へと歩いていった。
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