センセイと一緒 ~feel.White~
翌日。
鈴菜は悶々としたまま、午前中の授業を受けていた。
午前の2限目は日本史なのだが、寝不足のため、頭がくらくらして内容が頭に入ってこない。
――――村居さんの言葉。
『もしこの写真が明るみに出れば、あなたは退学、そして白崎先生にも何かしらの処分が下るでしょう』
『もし白崎先生を心から愛しているのであれば、身を引きますよね?』
もしあの写真を学校に提出されたら……。
自分も尚哉も……。
鈴菜は頭を抱え込んだ。
「……さん」
「……」
「森下さん!」