センセイと一緒 ~feel.White~
保健室の奥にある白いベッドの上で。
鈴菜は横になり、うつらうつらしながら村居さんの件を考えていた。
――――どうしよう。
『もし学校にバレたら、それはその時だよ。下される処分にもよるしね』
と尚哉は言っていたが、鈴菜はまだとてもそこまで思い切れない。
……自分が退学になるかも、というのもそうだが……
尚哉の教員としての経歴に傷がついてしまうかもしれないと思うとぞっとする。
尚哉の将来を考えたら身を引いた方がいいのだろう。
けれど尚哉はきっとそれを許さないはずだ。
それに自分も、今はもう尚哉と別れることなど考えられない。
……けれど……。
鈴菜は白いシーツにぐっと顔を押し付けた。
その時。