センセイと一緒 ~feel.White~



鈴菜は何も言えず、無言で尚哉を見上げていた。

あのことを尚哉に言ってもいいのかどうか……

唇を噛みしめる鈴菜を、尚哉は鋭い瞳でじっと見下ろす。


「……話さないなら……」


言葉とともに、尚哉の手が布団の上に置かれる。

……ちょうど、鈴菜の足のあたりだ。

鈴菜はびくっとし、尚哉を見た。

尚哉はその美しい貌にかすかな笑みを浮かべ、鈴菜を見つめている。


「……無理やり話させるまでですけど、ね」


言いながら、布団の中に入っていた鈴菜の片足を掴み、布団の外へと引きずり出す。

突然大きく足を広げる形になり、鈴菜は目を見開いた。

足の間に触れる、尚哉の指。

その感触に鈴菜は思わず声を上げた。


「せ、先生っ!?」

「大丈夫ですよ、布団の中ですから外からは見えません」

「そ、そうじゃ……ぁあああっ」

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