センセイと一緒 ~feel.White~
鈴菜を追い込んでいく、繊細で容赦ない指の動き。
耐えられない快楽。
全てが溶けてしまいそうな気持ちよさ。
ぼーっとし始めた鈴菜に尚哉は耳元で囁く。
「……まぁでも、一番手っ取り早いのは、君をここから連れ出して誰も知らないところに閉じ込めることでしょうかね?」
「……っ!?」
「そうすれば、そもそも別れること自体ができなくなります。別れるという選択肢を潰すには、それが一番確実でしょうね?」
そ、それって……
これ以上ないほど青ざめた鈴菜の耳元に、尚哉が囁く。
「もちろん、君が逃げないように僕もできるだけのことはさせてもらいますよ? 手っ取り早いところで、まずは緊縛からでしょうかね?」
「……っっ!!?」
「あとは君の趣味にもよりますが。あまり暴れるようであれば、先ほど言ったように調教も止むを得ないかもしれませんね?」
「……」
もう何も言えない。
呆然とする鈴菜の前で、尚哉は楽しげにくすくすと笑っている。
「さ、どうしますか?」
「……っ」
「ちなみに、別れると言った場合は今言ったことを全て行います。まずは君を攫って閉じ込めて、その後、君のご家族を……」
「わ、わかった、別れないからっ!!」