センセイと一緒 ~feel.White~
鈴菜の言葉とともに。
中から指が抜かれ、ショーツが元に戻された。
鈴菜ははぁはぁと肩で息をしながら、ぐたっと布団に横たわった。
『目的のためなら手段を択ばない。そういう人間もいますからね?』
いつかの尚哉の言葉。
あれはまさに尚哉自身のことだったのだと今になってわかる。
脱力した鈴菜に、尚哉はばさっと布団をかけた。
「……さ、少し休んでください」
尚哉の手が優しく鈴菜の髪を撫でる。
寝不足だった鈴菜は、しだいに眠りの世界に引きこまれていくのを感じた。
「……大丈夫ですよ、君は何も心配しないで。罪も罰も、全て僕が引き受けますから」
――――眠りに落ちる直前。
鈴菜は尚哉の優しい声を聞いた気がした。