センセイと一緒 ~feel.White~
3.罪と罰
<side.尚哉>
放課後。
尚哉は図書室へと向かった。
図書室に入り、中を見渡す。
と、カウンターに目当ての人物がいることに気付き、尚哉はすたすたと歩み寄った。
「村居さん」
村居さんは驚いたように尚哉を見た。
尚哉はいつもの微笑みを浮かべ、口を開く。
「例の件ですが。彼女から話を聞きました」
「……!」
「問題の写真ですが、今日、持ってきていますか?」
尚哉の言葉に、村居さんはしばしの沈黙の後、こくりと頷いた。
尚哉はにっこりと笑い、言った。