センセイと一緒 ~feel.White~
「君、これは……」
「見ての通りです。……さ、村居さん、説明してください」
「……先生っ!?」
村居さんは驚いた様子で尚哉を見る。
しかし尚哉はいつもの笑顔を浮かべたまま、首を振った。
「君の主張を言えばいいのですよ。さあ、どうぞ」
村居さんはしばらく尚哉の顔と校長の顔を見ていたが、やがてぐっと手を握り、校長に向き直った。
震える唇を開き、説明を始める。
「……この写真は、私が……撮ったものです……」
「……君が、かね?」
「はい。……この子、D組の森下さんが、白崎先生を誘惑してっ……」
言いながら感情が高ぶってきたらしく、村居さんは身を乗り出し、言う。
「白崎先生は、何も悪くないんですっ! 悪いのは、この子なんですっ」
「……」
「だから校長先生、この子を退学処分にしてください! お願いします!!」