センセイと一緒 ~feel.White~
鈴菜の言葉に、姉はへぇーと感心したように言った。
姉はぽん、と鈴菜の肩を叩き、少し笑う。
「頑張りなさいよ、鈴菜? あいつの人格はあたしがちゃんとチェックしとくから」
「……」
ははと鈴菜は笑い姉を見た。
……これでようやく前に進める。
まずはセンターだ。
……そして……。
「……」
尚哉と話さなければならない。
……きっとK大に合格するためには生半可な覚悟では無理だ。
自分を追い込む必要がある。
鈴菜は決心し、椅子から立ち上がった。