【実話】小さく見えて大きな恋
――ある日
もう梅雨も終わりに近付き
夏の準備に入ってきた。
夏になりつつある今日この頃
暑いから髪を切る人がたくさん居る。
慶矢もそのうちの1人だったらしく
ある朝クラスに入ってきて
席で荷物の準備をしていた慶矢が目に入った。
髪切ってる‥
その髪型が
それまた、あいとくんの髪型にそっくりで‥
更にあいとくんにある微妙なくせっ毛と
丁度同じ感じで慶矢もくせがあって‥
だから思わず慶矢に
『慶矢、髪切っただね。
その髪型超いいじゃんっ可愛いね』
と言った。
そうしたらそっけなく
『あぁ~うん、』
そして小さく
『ありがとう』
と言われた。