【実話】小さく見えて大きな恋
そんな話をしていると
道路を挟んだ向こうの歩行者通路に
男子数人の自転車で
うちらとは反対方向から
こちらの方向へと向かってくる影が見えた
うちらはさっそく
『あれうちらの中学の1年かな?』
『そうかもー』
『誰だろ?』
それからジーッと見てると
うちらも向こうもちょうど同じ信号で止まった。
向きも道も違うけれど。
それはうちの組の男子が主に居て
少し違うクラスの男子が混ざってるくらいだった。
そこでクラスの話をしてて
ちょうど名前が出た男子もいたから
2人で手を叩きながら爆笑した。
男子はなんだなんだって感じで
そのなかには慶矢もいた。