先輩へ… 16年後のラブレター
花火はきれいだった。
多分。
水野先輩に会いたい気持ちが強くて、花火なんてあんまり記憶にない。
花火とは反対方向の、先輩の家の方をチラチラ見てしまっていた。
花火が終わり、みんな帰っていく。
でも、私はまだ帰る気になれなくて。
先輩の家の方へ足が動き出す。
懐かしい光景が見えてきた。
でも、その先で楽しそうに集まっている人たちが見えて、もしかしたらそこに水野先輩がいるかもと思ったら進めなくなって、来た道を戻っていった。
だって…
もしかしたら先輩も結婚しているかもしれない。
そうするとそこには先輩の奥さんや子どももいるかもしれない。
そこへ声を掛けていく勇気は残念ながら持ち合わせていなかった。
それでいいんだ。
門の守衛のところまでトボトボ歩いていった。
多分。
水野先輩に会いたい気持ちが強くて、花火なんてあんまり記憶にない。
花火とは反対方向の、先輩の家の方をチラチラ見てしまっていた。
花火が終わり、みんな帰っていく。
でも、私はまだ帰る気になれなくて。
先輩の家の方へ足が動き出す。
懐かしい光景が見えてきた。
でも、その先で楽しそうに集まっている人たちが見えて、もしかしたらそこに水野先輩がいるかもと思ったら進めなくなって、来た道を戻っていった。
だって…
もしかしたら先輩も結婚しているかもしれない。
そうするとそこには先輩の奥さんや子どももいるかもしれない。
そこへ声を掛けていく勇気は残念ながら持ち合わせていなかった。
それでいいんだ。
門の守衛のところまでトボトボ歩いていった。