先輩へ… 16年後のラブレター
私は2年生、水野先輩は3年生。

当たり前だけど、1コ違いなのが悲しかった。

廊下ですれ違ったりすることもあまりないので、3年生の教室の前を通る時は水野先輩の教室の前はゆっくり歩いてみたりした。

たまに見えた教室の中の水野先輩は、友達と楽しそうに話してた。

時にはふざけあったりしている姿も見えた。

やっぱりあの研修会の時見た笑った顔で、かわいいなと思った。

たまにしか見ることが出来ないので、本当にドキドキした。

生徒会役員の仕事もいつもあるわけではないので、少し見かけるだけでも幸せだった。
< 7 / 84 >

この作品をシェア

pagetop