振り回され!?お嬢様ッ!!!
考えていると
羅希が、ズィっと
顔を近づけてきた。

「どーしたの?」

「ワァッ!いつの間に!?」

思わず体を後ろへ。

「さっきから・・」

「あ、そぉなの」

ほービックリしたぁ
あんな息がかかるような
距離で・・。

それから、先生が来た。
うちの、学園は、
始業式は、ないっ!!
入学式なんかは、あるけど
三年のあたしには、
関係ない。

先生が簡単に自己紹介
などをさせて、
テレビで、校長先生の
話を聞く。


それだけ。


ガラガラッと、扉を
あける音がして
先生が入って来る。


「あ~まっチャン!」
という声がザワザワと聞こえる

そう、マッチャンとは、
かなりのおじーちゃん先生なのダ!

「え、ゴホンッ
し、静かにしぃ。」

本名は、松野 真 (マツノマコト)
それで、マッチャン。
男女関係なく人気である。
あたしは、長老って呼んでる。

「ええ、松野です。
これからよろしくなぁ」

しわしわな声だけど、
どこか暖かい♪
< 15 / 138 >

この作品をシェア

pagetop