冷淡な旦那様
次の日、
私は朝食の準備を終えたら、
健さんがリビングに来た。


私が用意した朝食を
黙って食べ始めた健さんに、
昨日の事でまだ怒っていると
想ったので聞いた。



「あの・・・?」


「何だ?」


鋭く冷たい目線が、
私の心に鋭く刺さり、
私は黙って首を横に振った。


「今日は普通に帰る。」


健さんは朝食を食べ終わり、
会社に出勤して行った。


取り残された私は、
その場から動く事が出来ず、
大量の涙が流れた。


当たり前だよ・・・
健さんに迷惑かけるばかりで、
私には何も出来ない、
不甲斐無さが心に押し寄せ、
私はずっと泣いて過ごした。
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