冷淡な旦那様
夕方健さんは帰ってきたが、
自室に閉じこもったまま。


夕飯が出来たので、
何度も声を掛けたが、
返事も何もない・・・・。


私はリビングの上に並べた、
夕飯を眺めていたら、
また涙が出ていた。


「何泣いている。」


「いいえ・・・。」


私は健さんの声に驚き、
涙を拭いて答えた。


「そっか。」


健さんは椅子に座り、
私が用意をした夕飯を
いつも通り無言で食べ始めた。


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