二度も三度も…

ーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー


「ねぇ聖は香水変えた?」


私はつい悔しくて言った
着替えながら最後に香水をかけて


私の香りは甘くない香り

「いや?変えてないけど?」


「ふぅん、てっきり変えたかとおもった」


もう、この際だから言ってしまえ

「俺はずっと、ブルガリだよ?」

「その割には・・」

聖に近づいて
首元に手を回して抱きついた


「あ、杏奈?」


「甘い・・甘い花の香りがするのね?」


軽く耳元で囁いた


聖はどう出る?
< 17 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop