二度も三度も…
呼ばれた方を見れば

何も無かったかのようにそこにいた


制服も綺麗に着ていた
だから余計にイライラする


「無視?長旅の彼氏が帰ってきたのに?杏奈?」

「お帰りなさい」


それしか言えなかった


「なんだよ?あっ携帯出なかったからか?悪いな、仮眠してたんだ」


ははっと笑いながら私に近づき私の顔を覗き込む

だから私は側を離れた


「杏奈?」

「しってる。だって行ったから。仮眠室に聖探しに」

「えっ?」


明らかに同様してる。


「まぁ?お楽しみの最中だったけど?」


「みたの?杏奈・・・?」



見たよ?
見ました!


「うん。だから近寄らないで?気持ち悪い」

「杏奈・・」



わたしは立ち上がり聖の横をとうり過ぎた
涙を隠しながら
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