魔王と女神のシンフォニア
寮に帰ると先にアリスが部屋に帰っていた。
アリスはちらっとこっちを見たあとにすぐに机に目を移した。

やはり、朝のことは流石にまずかっただろうか。
どうしようか、考えていると予想外にもアリスの方から口を開いた。

「あの・・・歩さん。」

バコーン!

勢いよくドアが空く。
「歩!」
「歩!」
フェリスとルビィが勢いよくドアを空けて入ってくる。

「林間学校の会議するわよ!」

ルビィがそう言いはなった後、僕は二人に引きずられるように二人の部屋に連行された。

「ちょ・・ちょっと!?」
僕の言葉も虚しく二人に引きずられていった。
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