魔王と女神のシンフォニア
「失礼します」
とにかく広い見た目はそんな感じだった。
職員室には受付があり、そこに用事を言うと聞いてくれるようだったのでさっそく事情を話してみる。

「少しお待ちくださいね。」
受付の人が奥に行き、少しするともう一人連れて帰ってきた。

「あなたが差義理君ですか～。１日目でもう退学するのかと思いましたよ～」
とニコニコしながらえげつないことを言っているこの女性が担当者のようだ。

「あの　ちょっと人助けをしてたら遅くなってしまいまして。」
「嘘をつくならもっとましな嘘をつきましょうね～」
ほんわかとバッサリ言い分を切られ女性は話を続ける。

「そういえば～　申し遅れましたが私はあなた方候補者たちを指導や支援をするシフォンと申します～」
「よっ　よろしくお願いします。」
恐ろしくマイペースなのでこちらがペースを思わず崩しそうになる。

「ではこれから少しだけ入学時の説明やもろもろの説明をするので～　こちらにどうぞ～」
「はい」
と他の教室へと促される
。でも、まさかたったこの事がとても疲れる状況になろうとは・・・。
< 14 / 116 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop