魔王と女神のシンフォニア
部屋に帰ると彼はまだのびていた。
少し顔を覗いてみると子供のような顔で寝ているような感じだった。


おもむろに膝の上に彼の頭を乗せてみた。
少し・・・重いかな。

「ひゃ!」
寝返りをうつように頭が自分のお腹の方向に向く。少しくすぐったかった。

しばらく見ていたが起きそうな感じがしない。少しばかりイタズラ心がはたらいた。
頬を軽くつねってみる。

「イタイイタイイタイzzzやめてよ巫女姉zzz」

「クス クス」
自然と笑みがこぼれてしまう。流石にこれ以上はかわいそうだと思い少しの間そっとしておいた。

少したつと彼の目がゆっくり開いて私と目があった。
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